格安SIMのIIJmio・日本通信それぞれコスパの良さで知られてますが、この2社で選ぶ場合に迷うかもしれません。
それぞれ料金面であったり、機能面であったりと良い部分があるので選びづらいと思うんです。日本通信の290円はワンコインでお釣りがくるから
コッチのがよさそうだよね!
どう使うか?によるかな!
結論
この記事でわかること
※今回の比較で「b-mobile」は比較対象には入れてません
※IIJmioの30・40・50ギガプランは2024年3月から開始のプランです
目次
IIJmioと日本通信の料金面比較
IIJmioと日本通信の毎月の料金プランを比べると「値段だけ」で考えるならば日本通信の方がコスパは最強といえます。
IIJmio | 日本通信 | |
1ギガ | × | 290円 |
2ギガ | 850円 | × |
5ギガ | 990円 | × |
10ギガ | 1,500円 |
1,390円 ※1回5分の定額通話または 毎月70分の通話料が無料のどちらかを選べる |
15ギガ | 1,800円 | × |
20ギガ | 2,000円 | × |
30ギガ | 2,700円 |
2,178円 ※1回5分の定額通話または 毎月70分の通話料が無料のどちらかを選べる |
40ギガ | 3,300円 |
× |
50ギガ | 3,900円 |
× |
じゃあ日本通信を使う人のが圧倒的に多いんだろうな?
いや、そうでもないんだ!
ただ、料金面で比較した場合は、使う人のユーザー像がかなり異なるといえるんです。
家族で複数回線を使う人/または一人で複数デバイス使う人向け
一人利用または通話がメインの人向け
という像が浮かび上がります。
IIJは繰越&シェア機能対応・日本通信は音質重視
IIJmio | 日本通信 | |
データシェア | 最大10回線でシェアできる | 不可 |
データ繰越 | 使い切れない分は翌月末まで繰越可能 | 不可 |
IIJmioはシェア機能に対応
シェアってそもそもなんだ?
家族や一人で複数端末がある場合にデータを共有できる機能のこと!
データシェアとは?
※IIJmioはタイプ2
IIJmioだとそれぞれの回線が2・5・10・15・20ギガの中から選び、合計量を分ける
父 | 10ギガプラン | 合計29ギガを4人で共有して使う |
母 | 15ギガプラン | |
娘 | 2ギガプラン | |
息子 | 2ギガプラン | |
使い切れない分は翌月の末まで使える |
日本通信だとそれぞれの回線が1・10・30ギガの中から選び、その回線だけで完結
父 | 30ギガプラン | 父が30ギガ使える |
母 | 10ギガプラン | 母が10ギガ使える |
娘 | 1ギガプラン | 娘が1ギガ使える |
息子 | 1ギガプラン | 息子が1ギガ使える |
使い切れないデータがあっても翌月まで繰り越せない |
IIJmioは家族間でデータ量を共有して使えますし、使い切れない分は翌月まで使えます。
結論としては
というように私は思いますよ。
- 日本通信
家族それぞれ使わない場合はトク | 家族それぞれの回線が1ギガしか使わない
→290円×4回線で1,160円 |
データ量を多く使う想定の場合 | 父(10ギガ1,390円)
母(10ギガ1,390円) 娘(1ギガ290円) 息子(1ギガ290円) 家族4人で3,360円だが、使い切れない分があってもその月で消えるし、他の回線へデータ量を分けられない 「使い切れない場合はムダになるし・仮に使う回線があっても1ギガ220円で買う必要があるので勿体ない」 |
毎月同じ量を使えるならいいのか~
そうだね、ただ使えない状況ってのもあるでしょ?
そんな時には勿体ないよね!
- IIJmio
家族それぞれ使わない場合は損 | 家族それぞれの回線が1ギガしか使わない
→850円×4回線で3,400円で損 |
データ量を多く使う想定の場合 | 父(5ギガ990円)
母(5ギガ990円) 娘(5ギガ990円) 息子(5ギガ990円) 家族4名で3,960円で日本通信より多少お高めだが、仮に息子が使い過ぎて両親が使う量が少なくてもバランスよく使える ※それぞれの回線のプランは月に1回は変更できるので、家族で使う量を柔軟に調整ができる |
IIJmioはデータ繰越に対応
まず両社それぞれかなり異なり、IIJmioは毎月契約したデータ量を使い切れない時には「翌月末に繰越」できますが、日本通信ができません。
というのも日本通信の場合は1・10・30ギガの3択ですが、それぞれのプランのデータ量を超過した場合には予め決めたデータ量を追加という形をとります。
データ量を超過?
例えば1ギガプランのデータ量を使い切った時に
決めたデータ量までは1ギガ220円で加算するように設定するんだ!
- 日本通信
日本通信は予め決めたデータ量まで上限を決めておけば、 毎月のデータ量を超過しても上限までは1ギガ220円加算で上がっていく方式。
※それぞれ1ギガ220円で加算
- IIJmio
IIJmioのプラン(2・5・10・15・20ギガ)も同様にそれぞれのプランのデータ量を使い切ると通信速度が遅くなります。
このようにデータ超過時に、日本通信ではデータ超超過時には速度が遅くなるので1ギガ220円で追加購入することで速度が上がりますが、IIJmioの場合はバースト転送のおかげで速いという特徴があるんです。
IIJなら使い切ってもバースト転送で全て解決できるな?
残念ながらそう都合はよくないよ!
等には向きます。
あくまでバースト転送はオマケ程度に考えておくと良いでしょう。
ことで、元に戻ります。
通話料で比較
IIJmio・日本通信の通話料の部分で比較をしてみたいと思いますが、通常の通話料はそれぞれ「30秒11円」と同じ。
IIJmio | 日本通信 |
家族同士の通話料が11円→8.8円へ下がる | 通話品質が大手キャリアと同等で高音質 |
10・30ギガプランは基本料の中に「1回5分の定額通話または月に70分」の通話料が込み |
電話を使う頻度が高いなら日本通信のが良さそう
そうだね、10ギガ以上のプランなら基本料の通話料が入ってるからね!
とはいえ、IIJmioが品質が悪いか?というと実際に使ってる身からすると、、、 通常の通話なら相手の声も聞き取れるので問題はないレベル だと使っていて感じます。
IIJmioの場合は基本料に通話料がパックされてませんが、通話時間が長い場合には勿論定額通話OPも用意されてるのでご安心を。
IIJmio・日本通信の定額料金
IIJmio | 日本通信 | |
5分定額 | 500円 | 10ギガ・30ギガプランは基本料で利用可
※1ギガプランは対象外 |
10分定額 | 700円 | × |
かけ放題 | 1,400円 | 1ギガ・10ギガプランは+1,600円で利用可
30ギガプランは+1,200円で利用可 |
月に70分無料 | × | 10・30ギガプランは基本料で利用可
※1ギガプランで70分パック利用の場合は+700円 |
で?通話関連ではどっちがいいの?
10分定額はIIJmioのみ、70分のパック通話込みは日本通信のみ。となると両社同じ定額制の【5分定額・話し放題】で比較すると次のようになります。
5分定額 | 話し放題 | |
2ギガ | IIJmio:1,350円 | IIJmio:2,250円 |
日本通信:1,390円
※10ギガプランでカバー可 |
日本通信:2,110円
※1ギガプラン+220円に1,600円加算 |
|
5ギガ | IIJmio:1,490円 | IIJmio:2,390円 |
日本通信:1,390円
※10ギガプランでカバー可 |
日本通信:2,770円
※1ギガプラン+4ギガ分(880円)+1,600円加算 |
|
10ギガ | IIJmio:2,000円 | IIJmio:2,900円 |
日本通信:1,390円 | 日本通信:2,990円 | |
15ギガ | IIJmio:2,300円 | IIJmio:3,200円 |
日本通信:2,178円
※30ギガプランでカバー可 |
日本通信:3,378円
※30ギガプラン+1,200円加算 |
|
20ギガ | IIJmio:2,500円 | IIJmio:3,400円 |
日本通信:2,178円
※30ギガプランでカバー可 |
日本通信:3,378円
※30ギガプラン+1,200円加算 |
|
30ギガ | IIJmio:3,200円 | IIJmio:4,100円 |
日本通信:2,178円 | 日本通信:3,378円 | |
40ギガ | IIJmio:3,800円 | IIJmio:4,700円 |
日本通信:4,378円
※30ギガプラン+10ギガ分2,200円加算 |
日本通信:5,578円
※30ギガプラン+1,200円+10ギガ分2,200円加算 |
|
50ギガ | IIJmio:4,400円 | IIJmio:5,300円 |
日本通信:6,578円
※30ギガプラン+20ギガ分4,400円加算 |
日本通信:7,778円
※30ギガプラン+1,200円+20ギガ分4,400円加算 |
|
補足:IIJmioの30・40・50ギガプランは2024年3月1日に登場するプランを元に計算 |
初期費用の比較
IIJmio・日本通信それぞれ契約時に1回初期費用がかかりますが、契約時の初期費用は次の通り。
IIJmio | 日本通信 | |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 |
SIMカード発行料 | 220円~446円 |
この初期費用は1回線ずつかかるものなので、仮に家族4人だと4回線分の値段がかかる計算。
ざっと12,000円か~!
最初だけとはいえ、やや高めだよね。
スターターパックをAmazonなどで事前に購入してから格安SIMに申し込むと、初期費用を300円程安くすることが可能。
- 参考:IIJmioのキャンペーン(過去に行われたキャンペーン)
購入可能なスマホで比較
結論からお伝えすると次の通り。
IIJではなんでノートPCやタブレットまで売ってるんだ?
IIJの場合は電話できるSIMの他に、PC用に使えるSIMも売られていたりするからだよ!
また、IIJmioの場合iPhoneも売られてますが、IIJmioでiPhoneを購入する場合は基本は中古の「未使用品・美品」というカテゴリーから選ぶことになります。
新品でないとダメという方は向きませんが、 少しでもコストを抑えたい方にはお得に購入することが可能。
日本通信でスマホを買う場合はどうなる?
日本通信のHPではスマホの販売がされてませんので、次のような場所で購入することになります。
ただ、注意したいのが【格安SIMのHP以外から購入する場合は、事前に「動作確認」の項目は調べておく】ということ。
市場で販売されてるスマホに、自社のSIMを入れて電波をスマホが電波をキャッチできるか?テストした結果のこと
じゃあIIJmioのようにIIJmioの公式ページから買う場合も調べるの?
いや、格安SIMのHPで売られてるスマホは全て動作確認をパスした端末だから不要だよ!
機能面での比較
次はIIJmioと日本通信の機能面で比べてみたいと思いますが、比べる項目は以下の通り。
IIJmio | 日本通信 | |
節約モード | あり | なし |
バースト転送 | あり | なし |
データ繰越 | あり | なし |
SIMの種類 | 音声SIM・SMS付きSIM・データSIM | 音声SIM |
回線の種類 | ドコモ・au | ドコモ |
節約モード?バースト、、、初耳だな
詳しく説明するよ!
節約モード
IIJmio・日本通信ともに月初めに契約したデータ量が付与されます。
- データ量が消費される時
など電話以外の用途利用時でアプリ利用する時にデータ消費
基本は、電話以外の用途利用時にはデータ消費されていきます。
データ消費を抑えたい時に重宝
IIJmioには「節約モード」というデータ消費がゼロになる機能が備わってます。
節約?データ量を節約できるのかな?
そう!
通信速度は遅くなるけど、データ消費しないモードのことなんだ!
来月は出張や旅行で、旅先でデータ量を使うかもしれないから今月は データ量を温存させておきたい時などに役立つ機能のひとつ。
バースト転送
バースト転送とは
この条件下で機能するもので、「データ消費ゼロ」で通信の初めだけは高速通信をしてくれる機能のこと。
1Mbps:YouTubeを低画質で観られるレベル
300Kbps:テキストメッセージの用途
200Kbps:300Kbpsよりやや遅い
とザックリ分類ですが分けるとこんな感じ。
この300・200Kbpsの時に発動するのがバースト転送で、遅くなった時のストレスが結構緩和されます。
バースト転送なくても十分使えるべ?
使えるけど、体感速度は別物だと思うけどな!
データ繰越
これもIIJmioのが使いやすい機能の一つ。
毎月0になるまで使い切るぞ!
全ての人が同じではないでしょ?
仮に仕事が多忙だとか、家族行事で使う機会がない時でも使えないデータ量が消滅してしまい無駄が多い。
その点 IIJmioの場合はその月に使い切れないデータ量は翌月末まで繰り越せますので無駄のない使い方が可能です。
SIMの種類
IIJmio | 日本通信 | |
音声SIM:電話+SMS+ネットができる | 〇 | 〇 |
SMS付きSIM:SMS+ネットができる | 〇 | × |
データSIM:ネットができる | 〇 | × |
音声eSIM:電話+SMS+ネットができる | 〇 | 〇 |
データeSIM:ネットができる | 〇 | × |
IIJmioと日本通信のSIMの種類で比べた場合、IIJmioはSMS付きSIMやデータSIMの提供があるのが選択肢の幅を広げます。
音声SIM以外の活用用途
IIJmioはHPでスマホの他に、ノートPCやタブレットも販売しているとお伝えしました。
音声SIMでも大丈夫なんでしょ?
大丈夫だけどPCで音声通話はしないでしょ?
- こんな使い方ができる
データSIM:ノートPCやタブレットを外出先で使う
SMS付きSIM:スマホのサブ回線用途で通話機能は不要だがSMSの認証用に電話番号が必要な時に活用可
とはいえ、既存のスマホ回線とノートPC用に契約したデータSIMのデータ量がバラバラで困るとこともIIJmioの場合はありません。
回線の種類
格安SIMは大手キャリアの回線をレンタルしてますが、借りてる先は格安SIMによって異なります。
- ドコモから借りてる会社
- auから借りてる会社
- ドコモ/au/ソフトバンクから借りてる会社
と各社異なるもの。
通信障害って言ってもネットだけだべ?使えないのは!
甘い!
通話からネット電波を発信するもの全て使えなくなるよ。
- 通信障害の影響
仮に:ドコモで通信障害が発生すれば「ドコモの回線をレンタルする格安SIM」では復旧まで使えない
※ドコモ回線以外のau回線やソフトバンク回線は使える
単純に1つの回線のみ契約している場合、仮にその回線で通信障害が起こればスマホがただの板になる瞬間でもあります。
その点IIJmioのように2回線提供中の会社であれば、2回線分の料金はかかりますが 通信障害対策もできる・2つの番号を持てるので「仕事とプライベート用」の運用という使い方 をすることができます。
IIJで2回線だと850円×2で1,700円だけど、
日本通信の290円とpovoの組み合わせのが安いぞ?
確かに日本通信×povoのが安いね!
IIJmio2回線運用のが良い場合 | 2回線の間でデータ量を共有したい
または家族の他の回線とデータ量を共有したい人向け |
日本通信×povo運用のが良い場合 | 毎月にコストを兎に角抑えたい人向け
※但しpovoは一定期間にオプションをトッピングする手間がかかる |
コスト面で考えたら日本通信とpovo運用のが安く済みますが、「家族内でデータ量を共有」したい場合にはIIJmioを2回線運用の方が良いですので必要に応じて選ぶと良いでしょう。
サポート体制比較
IIJmio | 日本通信 | |
AIチャットによるサポート | 〇 | 〇 |
メール対応でのサポート | 〇 | 〇 |
電話でのサポート | 0570-09-4400 | 03-6633-2063 |
SNSサポート | IIJmio公式ツイッター | × |
両社のサポート体制を比べると、IIJmioのが選択肢が多いです。
今まではショップで店員さんがわからないところを教えてくれたけど、それがなくなるんだね。。。
IIJには以前は画面共有できる有料サポートがあったけど新規申し込みは停止されてしまったんだ。
ただこれは格安SIMに限らず、大手のドコモでも2025年までに700店舗を廃止する方向で、オンラインでの申し込みに集約するとのこと。
<ちょっと脱線>
最近は格安SIMに限らず、大手キャリアでも店舗の閉鎖で「人員に余裕を持たせる・オンラインに移行」の傾向があります。
この流れは更に加速するでしょうから、人ではなくAIや電話でのサポート体制に慣れる必要もあるのかもしれません。
さいごに
今回の記事ではIIJmioと日本通信の比較をしましたが、悩む部分もあるかもしれません。
高音質での通話が必須 | 日本通信のが向く |
基本料に通話がパックされてる方が助かる | |
月に1ギガも使わない | |
30ギガをコスパよく使いたい | |
乗換時にスマホを安く買いたい | IIJmioのが向く |
家族でデータ量を共有して使いたい | |
40ギガ以上のプランが欲しい | |
月によって使う量にバラつきがあるので繰越機能があると助かる |
それぞれ2社とも良い部分が沢山ありますので、あなたが何を重視するのか?で選ぶと選びやすいかもしれません。
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