IIJmioのHPにあるタイプDとタイプA、これは何ぞと思われたかもしれません。
IIJmioは2社【ドコモとauの回線を借りてる】訳ですが、「ドコモから借りてる回線のことをタイプD、auから借りてる回線のことをタイプA」と呼んでます。
でもさ?回線が2つあっても何かいいことあるのかい?
結論言ってしまうと「通信障害の時の対策」ができるんだよ!!
目次
IIJmioのタイプDとタイプAの違いは?
IIJmioは回線設備を大手キャリア2社「ドコモ・au」からレンタルしてますが、タイプDとタイプAはレンタルしている回線の違いということ。
ふむ、電波を借りてるってのは分かったけど具体的に何が違うんだ?
電波の届く範囲や、使えるスマホの数が違うことかな。
IIJmioのタイプDとタイプAの具体的な違い
タイプD | タイプA | |
使う回線の種類 | ドコモの回線を借りてる | auの回線を借りてる |
利用可能エリア | 広い(特に山間部等で繫がりやすい) | 普通 |
通信速度 | それぞれあまり変わらないが安定してる | |
使えるスマホの数 | 多い | 普通(使用には一定の条件あり) |
対応するSIMの種類 |
4種類 | 3種類 |
音声SIM
SMS付きSIM データSIM データeSIM |
音声SIM
音声eSIM SMS付きSIM |
さらにくわしい違いを比べてみますね。
使えるSIMの種類が違う
IIJmioでは現在5種類のSIMが提供されてます。
SIMの種類 | 対応回線 |
音声SIM | タイプD・タイプA |
音声eSIM | |
SMS付きSIM | |
データSIM | タイプDのみ |
データeSIM |
SMS付きSIMやデータSIMって使うことあるの?
電話はしないけどSMS認証だけが必要な人はSMS付きSIM、
外でノートPCで仕事をする人はデータSIMを使ったりするね。
SIMの種類 | できること |
音声SIM/音声eSIM | 通話+SMS送受信+ネット通信 |
SMS付きSIM | SMS送受信+ネット通信 |
データSIM | ネット通信 |
月額料金の差
音声SIM/音声eSIM | SMS付きSIM | データSIM | データeSIM | |
タイプD・タイプAに対応 | タイプDのみ対応 | |||
2ギガ | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5ギガ | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10ギガ | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15ギガ | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20ギガ | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30ギガ | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40ギガ | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50ギガ | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
補足:30・40・50ギガは2024年3月1日開始のプランです |
上記はの通り、タイプDとタイプAかによって値段の違いはありません。
初期費用の差
IIJmioを契約する時に1回だけかかる初期費用ですが、これは若干の違いがあります。
タイプD | タイプA | eSIM | |
初期費用 | 3,300円 | ||
SIMカード発行料 | 433円 | 446円 | |
SIMプロファイル発行料 | 220円 |
eSIMって初めて聞いた。。。
カンタンに言うとSIMカードをスマホに入れる形式でなく、SIMの情報をスマホにダウンロードする形式のこと!
この初期費用は最初に1回だけかかる、とはいえ1回線あたり3,700円ほど。
申し込み時にSIMカード発行料は必ずかかりますが、初期費用はIIJmioが行ってるキャンペーンを上手く使うと安くすることも可能です。
ドコモ回線の方が基本的に使いやすい
IIJmioのドコモ回線の方が使いやすい理由は2つ。
広い範囲で利用可能
IIJmioのドコモ回線の方がau回線よりは【電波の届く範囲が広い】という特徴があります。
そのため使用可能エリアがドコモ回線のが広くります。
都市部で使う人ならあまり関係ないかな?
そうだね、都市部での利用だとさほど変わらないかな。
使えるスマホの種類が多い
スマホは機種ごとに「キャッチできる電波」が機種ごとに異なります。
じゃあ自分の使う予定のスマホがau回線に対応してないと困るじゃないか。
余程の拘りがない限りドコモ回線を選ぶ方が使いやすいと思うよ!
※auの古い機種ではSIMロック解除が必要な場合があります
以上のように、同じ回線を選ぶメリットとしては【今と同じエリア】で利用し続けられる点が大きいといえます。
ソフトバンクユーザーの場合は動作確認を調べる
ドコモとauの人はいいけど、ソフトバンクユーザーはどうするんだ?
ちょっと面倒だけど調べれば使えるかどうかがわかるよ!
面倒でも事前に IIJmioの公式ページの「動作確認」の項目に機種名を入力すれば、スマホがどの回線に対応するか?が分かります。
- あなたのスマホがドコモ回線/au回線に対応するか?調べる方法
SIMの種類
SIMカード対応 | 従来のプラスチックのSIMカードのこと |
eSIM対応 | 従来のSIMとは異なり、SIMの情報をネット上からダウンロードする形式 |
回線タイプ
タイプD/ドコモ網 | ドコモの電波を利用したもの(ドコモのエリアと同じ範囲で利用可) |
タイプA/au網 | auの電波を利用したもの(auのエリアと同じ範囲で利用可) |
以上の方法でご使用になるスマホがどちらの回線に対応するか?を調べることが可能。
その場合にはIIJmioへ乗換する時にスマホを買ってしまうのも一つの手段。
というのは乗換時にスマホを購入するとMNP価格が適用されて「機種によっては110円台~」なんて場合もあるので他で買うよりも圧倒的にお得なケースもあるんです。
au回線を選ぶ方がいいケース
IIJmioではドコモ回線の方が使いやすいのですが、逆にau回線を選ぶ方がいい場合もあります。
auで購入したスマホを使いたい方はタイプA
IIJmioの タイプDとタイプAで使用する回線の周波数は違います。
auで購入した端末は、機種にもよりますがauの電波に特化した端末も中にはあります。ここで問題になるのがauで買ったスマホは「他の回線の電波」を上手く掴めない場合がでてくるような場合!!auの電波に特化?
そう、例えばドコモ回線のSIMを入れると圏外になる確率が上がる等だね。
逆にドコモ回線を選んでしまうと、上手く電波を掴めずに「圏外」になる率が上がる場合もあり得ますので注意してください。
auで購入したスマホをそのままIIJmioでも利用したい方は、タイプA/au網を選ぶと確実です。
SIMロックを解除する方法
SIMロック解除の詳細はauからIIJmioへMNPの記事で解説してますので、解除が必要な方は☑してみてください。
au回線利用にはVoLTE対応必須
そもそもVoLTEとは何ぞ?と思われたかもしれません。
- IIJmioのタイプD/タイプAの通話時に使用する規格の違い
もし端末が非対応だったらどうするんだ?
その時はIIJに転入する時にスマホを調達するとお得に手にすることができるよ!
au回線利用にはSIMロック解除が必要な場合あり
au端末をIIJmioで使う場合は、SIMロック解除が必要な場合もあります。
参考:
SIMロックとは、他社の回線のSIMカードが使えないようにロックした状態のこと。
SIMロックがかかってると、自社以外のSIMカードを入れても認識しない。
IIJmio公式サイトの「動作確認済み端末」で、使いたい端末の項目をチェックして、SIMロック解除が必要かどうか確認しましょう。
契約した後にタイプDとタイプAの間で契約変更はできる?
IIJmio契約後にドコモ回線とau回線の変更(タイプ変更)は可能です。
- 開通手続き方法
1.新しいSIMカードが届いたらSIMカード入れる前に操作を行う
2.iijmioオンデマンドセンターに電話をする【0120-711-122※年中無休/9:00~19:00】
3.音声ガイダンスに従い「2(携帯電話番号ポータビリティ)」を選択後、「乗り換え対象の電話番号」と「SIMカードのICCID(識別番号)下4桁」(SIMカードが同封されてる台紙の裏柄に記載されてる)を入力して開通手続きを行う
4.開通すると以前契約していたSIMカードは約10分使えなくなる
※iijmioの開通手続きはMNP有効期限の前日までに手続きを行う(もし開通手続きをしなかった場合は期日までに自動的に開通となる)
後からでも回線の種類変更は可能だけど、都度手数料がかかるのでなるたけなら変更をしないように最初に決めておくといいよ!
タイプDかタイプAかを選べるメリット
IIJmioでは【ドコモ回線かau回線かを選べるメリット】でもあるの?と疑問に思われたかもしれません。
そう。
たまに聞かない?○○の会社で通信で電話が不通、なんてニュース!!
ただ、 大手キャリアのどこかの会社で通信障害が起きれば、電波を借りてる格安SIMも影響を受けます。
- 1社の電波のみ借りてる格安SIMの場合
仮にドコモ回線を使用した格安SIMの場合、ドコモで通信障害が起こればドコモ回線を使用したその会社は「ドコモの電波が復旧するまで使えない」ということ。
使い続けられるといっても、料金は倍かかるんでしょ?
SIMカード2枚ならね。
ただeSIMとの組み合わせなら安くなるよ。
ただ、IIJmioの場合同じ契約者が複数回線契約していても【契約者のID(=mioIDのこと)が同じでさえあればデータ量を分け合える】のです。
- 通信障害対策としての使い方
合計4ギガのデータ量を2回線間でシェア可能。
もちろん通信障害が起こっても片方の電話番号は使える。 物理SIMとeSImとの組み合わせ
「電話番号は一つでいいので、安く運用したい場合にオススメ方法。」
勿論こちらのパターンも4ギガを2回線間でシェアできる。
さいごに
今回はIIJmioのタイプDとタイプAの違いやどちらを選んだらいいのか?ということで解説しました。
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